雪印ビーンスタークの研究年表

  • 母乳のヒミツ
  • 母乳研究

雪印ビーンスタークは、1951年の雪印乳業初の粉ミルク誕生から70年以上にわたり母乳研究を継続しています。主な研究をご紹介します。

1950s

1951 雪印乳業初の粉ミルク発売・母乳研究の始まり

  • ・β乳糖に関する研究
  • ・ミルクの脱塩(ナトリウムの低減)に関する研究
  • ・乳清たんぱく質強化ミルクの栄養学的研究
初の育児用粉ミルクビタミルクの充填の様子

1960s

1960 第1回全国母乳調査

  • ・全国の619名から母乳を集め、26項目の成分を分析
  • 日本初の全国規模の母乳調査
脂肪分析
第1回母乳調査論文

1970s

母乳オリゴ糖(ガラクトシルラクトース)の研究

  • ・ビフィズス菌を増やし、乳児の便性を改善する効果を確認

タウリンの研究

  • ・母乳中のタウリン含量を把握し、タウリン強化ミルクの乳児への影響を確認

1980s

シアル酸に関する研究

  • ・母乳中のシアル酸の形態と含量を把握
  • ・乳児体内のシアル酸動態把握
  • ・感染防御機能の解明

1989年 第2回全国母乳調査

  • ・全国の2,434名から2,727検体の母乳を集め、約180項目の成分を分析
  • ・世界最大規模の調査研究(当時)

1990s

母乳ヌクレオチドの研究

  • ・母乳中のヌクレオチドの含量を把握
  • ・脂肪酸代謝促進(DHA、アラキドン酸の増加)や学習能の向上を確認

乳幼児期のアレルギー発症と母乳成分に関する研究

  • ・第2回全国母乳調査の協力者を対象とする追跡調査
  • ・乳幼児のアレルギー発症と母乳中のリボ核酸、ポリアミンの関連を解明

乳児の便に関する研究

  • ・母乳栄養児と人工栄養児の便回数、便性状を比較

ガングリオシドの研究

  • ・感染防御機能を確認

乳幼児の食生活に関する全国実態調査

  • ・3~18か月の乳幼児2400名を対象に、栄養成分の摂取実態を把握

2000s

妊産婦の食生活に関する調査

  • ・妊婦・授乳婦293名を対象に、栄養摂取状況と不足する栄養素を把握

母乳成分の日内変動に関する研究

  • ・メラトニン、タウリン(遊離アミノ酸)、亜鉛(微量ミネラル)などが夜間に多いことを確認

2010s

母乳に移行する食事成分の研究

  • ・DHAサプリメント摂取により母乳DHAが増加することを確認

2015第3回全国母乳調査を開始(継続中)

  • ・全国の1,210名から5,000検体以上の母乳を集め、分析を進めている
  • ・2015年から開始した最新の全国規模の母乳調査(継続中)
  • ・社会生活要因や母親の生活習慣、児の発育発達などとの関連を包括的に検証
第3回全国母乳調査
5,000検体以上の母乳を預かり

ビーンスタークの
変わらぬ想い

赤ちゃんは健康なお母さんの母乳で育てられるのが
自然であり理想です。
「なぜ母乳がいいのか?」
その理由を解き明かすことで
「赤ちゃんの成長発育のお役に立てるのではないか?」
そう考え、長年にわたり
母乳の成分やその働きについて研究してきました。
でも、まだまだ分からないことがたくさんあります。
これからも私たちは母乳の研究を続けていきます。

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