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シスチン(システイン)

たんぱく質を構成する含硫アミノ酸(分子中にイオウ原子を含むアミノ酸)の一種であるシステインが2分子結びついたものがシスチンです。シスチンは体内でシステインに変換されて利用されます。シスチン(システイン)は毛髪や爪、皮膚のたんぱく質であるケラチンに多く含まれ、皮膚の代謝に関係しているほか、強い抗酸化力により活性酸素を除去したり、肝臓での解毒作用に関与しています。

大人では体内でシステインを合成することができるので非必須アミノ酸に分類されますが、赤ちゃんではその働きが弱く必要量のシステインを合成できないので、栄養学的に必須アミノ酸と言われています。

シスチン
システイン

母乳事典